実損てん補の場合

ビジネス女性03保険事故が発生した場合に損害保険会社が保険金を支払う方式のひとつとして、「実損てん補」または「実損払い」とよばれるものがあります。
これは、契約する物件ごとに定められた保険金額の範囲内で、実際に被った損害額が保険金として支払われる方式のことをいいます。

 
ここにいう「保険金額」とは、保険の対象となる物件に掛けられる最大限度額のことですが、保険契約者が保険料を節約するため、しばしば時価よりも低い金額で設定されることがあります。「一部保険」とよばれるこのような場合には、従来は商法の規定により保険金の支払額も同じ割合だけ減額されるのが一般的でした。

 
しかしながら、保険金が減額されると損害を回復することが難しくなるため、現在取り扱われている火災保険や店舗総合保険では、おおむね時価の8割以上の保険金額が設定されている場合には、この実損払いで保険金を計算するのが主流となっています。

 
さらに、近年は時価ではなく、新しく建築または購入する場合の価格を基準にして損害額を実損払いする「価額協定保険特約」をもつ保険商品もあるほか、損害保険会社が扱う医療保険・がん保険のなかには、保険金の支払い対象となる疾病の治療費について、この実損払いの考え方を導入した商品も登場しています。

 

 

 

 

 

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